いろいろありましたが,結局,気温は暑くも無く寒くも無く,混雑度も大幅に緩和され,
まったりとした中で花火を楽しめました。
以下,本年度の観覧記です。前日の様子から追ってますのでお楽しみください。

前日
朝方は曇天。例年コレくらいだったら決行だろうとたかをくくる。
だが,中央区のサイトを見てみたら「13日(日)に延期」・・・えっ?
天気予報をチェックしたら,なんと東京23区に雷雨注意報! 案の定,午後,大粒の雨が降り出し,激しい雷が各地を襲った。山手線は3時間半不通。千葉の一部で停電。
普段なら小雨決行の東京湾大華火祭だけど,強風と雷とサイトのアクセス集中には勝てないようだ。
夕方,西空に夕焼けが浮かぶ。あーあ,最初からこの天気だったら良かったのに。 まぁ,いまさら誰を恨んでもしょうがない。明日に希望をつなぐことにしよう。

当日
8:45
あまりの蒸し暑さにたたき起こされる。曇り空の中に晴れ間が見え,薄日がさしていた。 これならさすがに大丈夫だと思ったけれど,昨日の突然の雷雨の件もあって一抹の不安を抱く。
10:00
中央区のサイトが重くて全く接続できない。テープ案内電話もずっと通話中。
これはラジオ放送を待たなきゃだめかと諦めかけたが,何とか10:25に開催を確認。 関係者一同に即連絡し,サイト更新。
11:30
朝昼兼用のブランチを取る。ここで食べておかないと,あとで待ち行列が辛くなる。
さくさくっと着替えて装備完了。前日にある程度準備しておいたから今日は楽チン。
13:30
デパチカで今日の買出し。運良く「お弁当フェア」をやっていた。 色とりどりのお惣菜を前に,何にするか迷いに迷う。 MKさんは多分サラダものとか買ってくるだろうから,ここは太巻きと押し寿司に決定。
15:00
約束の時間きっかりに豊洲駅到着。私,G氏,MKさん,そして晴海主会場初参戦のIZ氏, 全員が15時までに揃った。
すごいっ!いつも,誰かしら遅刻するか寝坊するか忘れ物するのに(笑)
しかし,こんなに幸先が良すぎると必ず何かしらのオチがあることに,そのときは気が付かなかった。
様変わりした豊洲駅をマジマジと眺めつつ,地下通路を進む。 改札出て右後方に,新しく開設された,ゆりかもめ方面への7番出口があった。 他の出口に比べ,幅も広くて大きい。
地上に出るとゆりかもめの豊洲駅が見えた。以前は交通公園とか言ってた場所にバスターミナルが出来ている。 ここから臨時バスが晴海に向かうのだ。
遠くには,近年の湾岸再開発ブームを反映してか,アチコチに建設中の高層マンションが見える。
MKさん 「ここの上の階の人は,自宅から花火が見えるんだろうなぁ。」
私 「でも,私がこの辺に買っても通勤が遠くなっちゃうから意味ないし。MKさん,買わない?」
MKさん 「うぅ〜っ,頭金がぁぁぁぁぁ!」
コンビニで飲み物とつまみを購入。IZ氏とG氏がビールを選んでいる。 でも,二人とも「飲む人」の割にはちょっと本数が少なくない?
IZ氏 「いつもこんな感じですか?」
G氏 「まぁ,こんなもんじゃないの」
私 「いや,それじゃ済まない!絶対後で足りなくなるよ〜!」
例年の経験から言えば,アルコールに関してG氏の「足りる」という言葉は全く当てにならない(笑)。
店の外で,買出ししたドリンク類を氷とともにクーラーバッグに詰め替える。
驚いたことに,全員示し合わせたかのように保冷剤&クーラーバッグを持参! あっという間に詰め替え作業終了。
MKさん「すばらしい。なんて手際のよさ!」と自画自賛。
コンビニ向かいのお肉屋さんで焼き鳥をゲット。毎年焼きたての良い香りに惹かれてしまう。 今回はIZ氏の直感チョイスでアレコレ選択。ネギマ,つくね,シロモツ・・・お肉屋さんの焼き鳥って美味しいよね。
15:15
コンビニ前でタクシーを捕まえる。荷物が多すぎるのでトランクに詰め込み,移動。 出来立てホヤホヤの臨時バス乗り場をかすめ,一路晴海へ。
途中,カーブ曲がって右側の晴海総合高校付近にバイク置き場, もう少し行って左側に自転車置き場がある。地元中央区民向けだろうか。
タクシーは晴海通りとの交差点を通過。運良く交通規制前だったので,すんなりホテルマリナーズコートの前まで行けた。
ここで晴海主会場組は左右に分かれて進む。入場整理券のない人は直進。
信号を渡ったところで,最初の入場整理券のチェック。 係員に人数を聞かれ,入場整理券を人数分提示する。

去年まで左側のオートウエーブがあったはずの場所が更地になっていて, 「オリンピックスタジアム予定地」になっていた。 一面の砂利の上には,行儀よくパイロンが並んでいる。
はは〜ん,ここが晴海第二会場後ろ側に相当するんだな。去年より広いかも!

15:30
イケるところまでズンズン歩いたら,あっというまに晴海第二会場前方までたどり着いた。 ココで列が止まる。荷物を降ろしてレジャーシートを小さく広げ,開場を待つことにした。
一応座ってはみたものの,運悪く木陰と離れた炎天下。容赦ない直射日光と蒸し暑さに少々参ってしまう。
IZ氏 「ふ〜っ,あぢ〜っ」
G氏 「こりゃ耐えられないなぁ。飲むか!」
IZ氏とG氏,早くもビールをあけてプレ宴会開始。
ふと見たら,MKさん持参のサラダがクーラーバッグに入っておらず炎天下にさらされていた。
IZ氏 「サラダ,冷やさないとチョットやばいんじゃない?」
G氏 「うむ,我々はサラダを救済しなければならない・・・やむをえない,もう1本あけよう!」
おいおい!何が”やむをえない”んだ〜!
嬉しそうにクーラーバッグからビールを取り出し,隙間にサラダを詰め込むI氏とG氏。
IZ氏&G氏 「んじゃ,かんぱーい♪」
周囲の微妙な視線の中,本日2本目のビールを意気揚々と空ける彼ら。

16:00
晴海の空に号砲が鳴り響く。これで本日の開催は確定した。
これだけ暑いのなら,もうすぐ開場だろう。そんな期待とはうらはらに,中々開場しない今年の晴海主会場。
今年の陣取り位置を相談。例年通りCサイト中央付近に決定。

16:50
ようやく晴海主会場開場。先陣に陣取りを託す。
ところが,ウッカリ先陣を見失ってしまった。おおよその位置を決めていたものの, 実際どのあたりに陣取ったんだろう?とキョロキョロしていたら,思っていたより後方でIZ氏が手を振っていた。
IZ氏 「いや〜ズンズン前に行っちゃうから,どうしようかと思った!」
私 「ごめん,どれくらい前なのか分からなくって迷っちゃったよ。」
とりあえずお惣菜をちゃちゃっと並べる。
MKさん持参のお惣菜,サラダ,私が持参した太巻き,押し寿司,揚げ物,さっき購入した漬物と焼き鳥。
待ち行列でクーラーバッグに突っ込んだサラダは,陣取り合戦時に散々シェイクされたらしく,逆さまになって出てきた。 見た目はともかく,レタスと具がイイ感じに混じり合っている(笑)。
かくして,お約束の・・・
「かんぱ〜い!」
ぐびぐびぷはーっ。いやぁ〜いいね。コレをやりたくて毎年晴海まで来るようなもの。 待ち行列の暑さも苦労も吹き飛ぶ。
17:30
30分置きに号砲が鳴り響き,煙と閃光が光る。すかさずG氏とIZ氏がビデオカメラの方向を調整する。 号砲の打ち上げ場所は,スターマイン打ち上げ位置とほぼ同じ。 照明塔が花火にかぶらないよう微調整するのが腕の見せ所。
18:00
お手洗いにいきつつ偵察開始。 場所取りするでもなく,カメラ片手に各サイトを偵察する姿は,まさに怪しい人物(笑)。
どうも今年は,全般的に空いているようだ。順延に加え,今日も夕立が降るとか何とか言ってたからかな。
Aサイト(客船ターミナル側):
6〜7割程度。前方が空いていると思いきや,意外と埋まっている。
Bサイト(野球場):
7〜8割。おお,フェンス付近にまだ空きがある!芝生の上の人は気持ち良さそう。・・・と思って芝に足を踏み入れたら蚊に刺された。かゆい〜。
Cサイト(中央):
7割程度。割とイイ埋まり方かな。フェンス手前のブルーシート1枚分はほぼガラガラ。
Dサイト(運河側):
5割程度?前方かなり空きが目立つ。宴会のグループが結構居る。
途中で気がついたが,全般的に浴衣姿の人が少ない。去年の夕立で懲りちゃったのかなぁ。 ま,私はこの程度じゃ懲りないけど。
陣地に戻って飲みながら,とめどないシケ話に花を咲かせる。
18:59
「さあ,東京湾大華火祭開演まで,あと1分を切りました!」
待ちに待ったカウントダウン。会場中から手拍子とコールが響く。
「10秒前!・・・9,8,7,6,5,4,3,2,1,ゼロ!」
19:00 東京湾大華火祭グランドオープニング
正面に虎の尾が上がり,激しい閃光と轟音とともに始まった。

IZ氏,晴海主会場での初撮影開始。
G氏「あ〜ちょっとずれた〜」 必死になって位置修正。
MKさん「これこれ!これを見ると,今年も来たって実感するのよね。」
ここで早くも尺五寸玉。大空一面に広がり,格の違いを見せ付ける。

19:19 真夏の夜の夢花火
各パートは,ほぼ必ずトラの尾と共に始まる。ここでは赤とピンクの虎の尾。

続いてほぼ恒例となったネタモノ,もとい型物。今年もミッキー,にこちゃん,ハート,星,魚が夜空を飾る。
しかし型物は写真取るの難しい〜。殆ど写真撮影に失敗。(涙)
19:37 大江戸,華舞台
ビデオ撮影は順調順調。ついでにG氏のビールも順調順調(笑)。
19:56 光と色のシンフォニー
目の前に火柱が何度も上がる。どよめく晴海主会場。

ところが・・・!
突然アクシデント発生。何とカメラのシャッターが下りなくなった。
電池切れの表示が見えたので,すかさず予備の充電池に入れ替える。でも全く電源が入っている様子が無い!
私 「げっ,充電したはずなのに。もしかして・・・放電しちゃった?」
G氏 「気合が足りないんだ!」
私 「・・・気合かよ!」
とりあえずこの時点でカメラは諦めた。ビデオ陣,後は任せた!
19:59 東京湾花火伝説
フィナーレに向けてますます加速する花火の数々。そして尺五寸玉の大盤振る舞い!


煙が流れるより早く,これでもかと乱れ咲く尺五寸玉。
余りにも乱れ打ちしすぎたのか,煙と花火が交錯状態!
20:17 グランドフィナーレ
きたー!グランドフィナーレ!




まばゆいばかりの空中ナイヤガラ!最後は閃光でフィニッシュ!
こうして,今年も東京湾大華火祭は幕を閉じた。みんなの顔に,満足そうな笑顔。
MKさん「さぁ〜,撤収開始!」
花火の合間に,宴席をある程度片付けておいたので,割とスムースに撤収完了。
今年は空いていると踏んで,早々に移動を開始。
すきを狙ってゲートの手前までドンドン進む。案外足元が暗くて危うかった。
20:37
北ゲート脱出。直前で流れが止まったものの,例年より早く脱出できた。一路水上バス乗り場を目指す。
先にMKさんが乗船券をまとめ買いしに売り場に走った。 ところが,思ったより列が早く進み,MKさんとはぐれる。電話をかけるも繋がらない。 もう改札手前だよ・・・と思った瞬間,後方からMKさんが走ってきた。行き過ぎたらしい。危ないところだった!
改札を抜けると,いっせいに視界が開けた。 左手にレインボーブリッジ,お台場,正面に都会の夜景。これが,もう一つの東京湾大華火祭のお楽しみ。
20:50
水上バス乗船。海上の風が心地良い。佃方面に大きく真っ赤な月が上っている。
百人近く乗船したところで,満員の船が発車。約5分の海上散歩。
21:10
日の出桟橋到着,下船。降りたところに売店があり,飲み物を売っていた。 オープンエアのデッキチェアーで夜風に当たりながら,くつろいでいる人が大勢いる。
一路,浜松町を目指し,どこか休憩する場所を探す。でも浜松町周辺って案外お店が少ないのね。 ちょっとウロウロしてしまった。来年は予め探しておこうか。
21:30
大門駅近くの喫茶店で一休み。とにかく汗だくになってしまった。冷たい飲み物で喉を潤しつつ,本日の精算。
ビデオはバッチリ撮影できてたようだ。「今度ビデオ鑑賞会をやろう!」って話で盛り上がる。
そして帰宅。長い一日が終わりを告げた。
今年の教訓:予備の電池は新品用意
その前に,いいかげんカメラ買い換えよう・・・。
-おしまい-